2-2.データビットについて



 データビットとはアナログ信号をデジタル値に変換する場合、何ビットのデジタル値に変換するかを指定するものです。ダイナミックレンジに影響します。

 通常 8bit, 16bit, 24bit などのビット数で指定されます。

 ダイナミックレンジ(dB) = 20×log10(2^bit数) です。
 8bit 変換の場合 -128~127 の値に変換されます。ダイナミックレンジの理論値は約 48dB になります。
 16bit 変換の場合 -32768~32767の値に変換されます。ダイナミックレンジの理論値は約 96dB になります。
 24bit 変換の場合 -8388608~8388607の値に変換されます。ダイナミックレンジの理論値は約 144dB になります。

 音楽CDでは16bit が一般的ですが、ハイレゾ音源では24bit でサンプリングする場合があります。

 時間変化で微弱な音から大きな音まで変化する場合は 24bit サンプリングが有効だと思いますが、音源が終始同じレベルの音量であるなら16bit もあれば十分だと思います。

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